海産物|放射能検査地図(2017年上半期)


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放射能検査地図の目的について

2017年上半期に厚生労働省が発表したデータをもとに、セシウムが検出された海産物を抜き出し、日本地図に表示しました。

※2017年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、野生鳥獣肉の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は12.6Bq/kgでした。 検出限界値が12.6Bq/kgととても高いにもかかわらず、計521検体から放射能が検出されました。

2017年上半期に厚生労働省が発表しているデータの中で、最も放射能汚染の数値が高かったのは、千葉県柏市手賀沼のウナギから放射性セシウム134が21.1Bq/kg、放射性セシウム137が114Bq/kg、合計140Bq/kg検出していますが、こちらは2016年の8月に検査した検体の結果のようです。

その他2017年に検査・発表された海産物の中で最も放射能汚染数値が高かったのは、福島県二本松市口太川のイワナで、放射性セシウム134が18.1Bq/kg、放射性セシウム137が122Bq/kg、合計で140Bq/kg検出され、栃木県日光市中禅寺湖のブラウントラウトからも放射性セシウム134と137の合計で110Bq/kg検出されています。

海水魚よりも淡水魚の放射能汚染が目立ちますが、海水魚の汚染もまだ続いているようで、海水魚の中で最も放射能汚染数値が高かったのは、千葉県銚子市九十九里沖のスズキで、放射性セシウム134が10.2Bq/kg、放射性セシウム137が59Bq/kg、合計で69Bq/kg検出されています。

放射性セシウム134は不検出なので福島第一原発事故由来の放射性物質ではなくもともと存在した事故以前から存在した放射性物質だと考えられますが、北海道の宗谷岬沖のシロザケからは放射性セシウムの合計が0.4Bq/kg検出されています。

海産物は放射能汚染数値が高いと言われていますが、東北から関東にかけて、いまだに放射性セシウム134が検出されている地域もあるので、海にも川にも2011年の福島第一原発事故の影響が色濃く残っている状態といえるのではないでしょうか。
安心して海産物をお召し上がりいただくために、特に小さなお子様や妊婦さんには、放射能検査をした食品をお選びいただけたらと思います。

海産物の放射能汚染ワースト30

都道府県 市町村 品目名 Cs-134
(Bq/kg)
Cs-137
(Bq/kg)
Cs合計
(Bq/kg)
1 千葉県 柏市 ウナギ 21.1 114 140
2 福島県 二本松市 イワナ 18.1 122 140
3 福島県 伊達市 イワナ 16.4 106 120
4 栃木県 日光市 ブラウントラウト 11.5 93.7 110
5 福島県 福島市 イワナ 10.4 81.4 92
6 群馬県 中之条町 イワナ 8.71 68.6 77
7 栃木県 日光市 ニジマス 9.56 60.5 70
8 千葉県 銚子市 スズキ 10.2 59 69
9 福島県 桑折町 ヤマメ <7.8 66.7 67
10 千葉県 柏市 コイ 10.7 55.1 66
11 福島県 猪苗代町 ギンブナ 10 56.4 66
12 千葉県 銚子市 スズキ 8.03 49.5 58
13 栃木県 日光市 ヒメマス 5.71 43.1 49
14 福島県 北塩原村 ヤマメ <7.8 47.5 48
15 群馬県 中之条町 イワナ 7.37 40.8 48
16 群馬県 東吾妻町 イワナ 5.53 41.8 47
17 群馬県 前橋市 ワカサギ 6.74 39.6 46
18 栃木県 日光市 ヒメマス 5.62 40.6 46
19 福島県 猪苗代町 コイ 8.3 36.5 45
20 栃木県 日光市 ヒメマス 4.73 39.5 44
21 福島県 福島市 ヤマメ <9.4 44.4 44
22 栃木県 日光市 ヒメマス 7.79 36.6 44
23 福島県 猪苗代町 ウグイ <7.6 40.5 41
24 福島県 西郷村 イワナ <9.3 40.8 41
25 群馬県 前橋市 ワカサギ 4.72 35.6 40
26 福島県 福島市 イワナ 10.1 30 40
27 群馬県 前橋市 ワカサギ 7.16 31.5 39
28 福島県 猪苗代町 ギンブナ <7.8 38.6 39
29 群馬県 中之条町 イワナ <5.44 37.9 38
30 群馬県 前橋市 ワカサギ 5.76 31.6 37

海産物の放射能汚染について

■海産物の放射能検査地図(市町村別)海産物の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する

■海産物の放射能検査結果海産物の品目別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する


海産物の放射能検査地図(2017年)情報ソース

厚生労働省
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html

平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら