山菜の放射能汚染(2016年)


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山菜の放射能汚染について

2016年厚生労働省が発表したデータによると、山菜の検出限界値の平均は13.5ベクレル/kgでした。13.5ベクレル/kgと高かったのも関わらず、1377検体から放射能が検出されました。

チェルノブイリ事故の時と同様に、山の食品の汚染が猛烈です。山菜に関しては産地が明確で放射能検査していないものに関しては、キノコと同様に、妊娠中の方やお子様は避けられた方が良さそうです。また、妊娠を予定されている方も避けた方が良いでしょう。

この山菜の汚染地図をご覧いただければ、一目瞭然ですが影響範囲があまりに広いため、内部被ばくのリスクが高いです。また、放射性セシウムは心臓に溜まりやすく、不整脈や心筋梗塞の原因になることで知られているため、大人であっても、汚染された山菜を多く取ることは気をつけられた方が良いと考えております。

山菜の放射能汚染のワースト順は下記通りです。

(数値は放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計の平均値です)

1位 コシアブラ(平均182ベクレル/kg)
2位 ウコギ (平均65ベクレル/kg)
3位 コゴミ (平均59.6ベクレル/kg)
4位 クレソン(平均53ベクレル/kg)
5位 ゼンマイ(平均34.6ベクレル1/kg)

東北~関東にかけての広範囲の山菜から放射能汚染が確認されています。

特に放射能汚染数値が高かった栃木県のコシアブラからは、放射性セシウム134が360ベクレル/kg、放射性セシウム137が1800ベクレル/kg、合計で2200ベクレル/kgが検出されています。

コシアブラは芽を食べるそうですが、この芽は「山菜の女王」と言われるほど人気の高い山菜のようです。コシアブラは春から旬を迎えるということで、今の時期は山菜採りを待ち遠しく感じている方も多いとは思いますが、地域などに気を付けてお楽しみいただけたらと思います。

■山菜の放射能検査地図(市町村別) 山菜の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する

■山菜の放射能検査地図(都道府県別) 山菜の放射能検査地図(都道府県別) 地図の画像を拡大表示する

■山菜の品目別の放射能検査結果 山菜の品目別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する

山菜の放射能検査地図(2016年)情報ソース

厚生労働省
平成27年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000084439.html
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000084439.html

 

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら