「ストロンチウムについて」鎌仲ひとみ監督インタビュー


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2014年3月14日にホワイトフードの店長が鎌仲ひとみ映画監督に、ストロンチウムについてインタビューしました。

(ホワイトフード)
こんにちは、お時間を頂きましてありがとうございます。

(鎌仲監督)
こんにちは、いつもありがとうございます。

(ホワイトフード)
いつもありがとうございます。
今日はストロンチウムについて質問をさせて頂きたいと思います。

Q:一つ目の質問です
ストロンチウム90の危険性について教えて頂けますでしょうか?

(鎌仲監督)
ストロンチウムはセシウムよりも毒性が高い、それは、セシウムは遠くまで飛ぶ放射線を出すんですけども、これがガンマ線ですよね、でもストロンチウムはベータ線を出して、短い放射線の中にエネルギーが高い、ということはつまり破壊力がある、それがその放射線を浴びたところに対して破壊力が高い、つまり放射能毒性が高いというふうに考えられるんですね。
大体セシウムの300倍というふうに考えられていて、もう一つは、半減期が長い。
生物学的半減期といって、セシウムは放射線を出す半減期が30年といわれているけれども、ストロンチウムは、身体の中に入ってから身体の外に出ていくまでの生物学的半減期が、セシウムよりも、セシウムは45日と言われていますけども、一旦骨に取り込まれてしまう可能性が高いので、骨の中に入ってしまうと、骨組織の中にずーっと、新陳代謝をしないところに入っていってしまう、そこで放射線を出し続けるという、二重の意味で危険性があると思うんですよね。

(ホワイトフード)
ありがとうございます。

Q:二つ目の質問です。
ベラルーシでは、どのような放射能検査体制になっているのでしょうか?

(鎌仲監督)
まずセシウムを測って、まぁ牛乳なんですけども、あとその、じゃがいもを測ってますね。というのは、一番多く取り込むものを、全てを測るんじゃなくて、より多く食べるもの、主食に近いものを測りましょうという考え方だと思うんですけれども、給食に出す牛乳とか、セシウムを測って、セシウムが出なくても、ストロンチウムの検査をすると。すごい時間がかかっちゃうんですけど、牛乳を冷凍して、例えばゴメリ州には、ストロンチウムを測る検査機械が5か所にあるので、まぁラボと言ってますけど、それを公的な機関が、検査をする検体を作って、送って、結果を待つということをやっていますよね。というのは、セシウムがどんどん、134がなくなり、そろそろ28年なので、137も半分になっていく、っていう時点で、ストロンチウムが残っていると。ストロンチウムは300倍の毒性があるので、つまり、量が少なくても危険性があると考えている、それは、チェルノブイリの場合爆発して、空中にストロンチウムが沢山出た。日本の場合は、海に出ている訳ですよね。例えば2900万ベクレルのストロンチウムの濃度を持った汚染水が、福島第一原発から漏れている訳なので、海に漏れているストロンチウムの量は相当あると。それが海洋生物の中でどういうふうに拡散し、濃縮し、私達の食卓に返ってくるのかということは、まぁこれからなんじゃないかな、と思うんですよね。時間経っても長く残るものなので、そこがやっぱり、大体セシウム137が100あると、ストロンチウム90は20ぐらい、100あるところに、100分の20位が存在しているのではないか、そういう割合であるので、セシウムがあるところには、ストロンチウム90もあるぞ、というふうに考えていいと思うんですね。

(ホワイトフード)
ありがとうございます。

Q:三つ目の質問です。
日本で、ストロンチウム90の検査はどうあるべきでしょうか?

(鎌仲監督)
特に海洋生物に関して、例えばお肉だけ取って測るんじゃなくて、丸ごと、骨ごと測るということをやっていくといいんじゃないかなと思うんですけどね。

(ホワイトフード)
学校給食に関してもどう思われますか。

(鎌仲監督)
学校給食は、日本のお魚を使っているのかな、太平洋産の、特に三陸から福島そして千葉にかけての海域で獲れるものに関しては、やっぱりきちんと両方測った方がいいんじゃないでしょうか。セシウムとストロンチウムの両方を。だけどサンプル検体だけ測って、魚の個体によってはムラがあると思うので、そこはやっぱり難しいなって感じますよね。
本当に安全だ、という、安全マークをバンと押すには、魚はやっぱり移動もするし、難しいですね。

(ホワイトフード)
そういう難しさの中でどういうふうに対応していくのが正しいでしょうか。

(鎌仲監督)
そうだな、やっぱりその、検出されない、例えば一つの網から獲った種類の魚を、いくつかサンプルを取って、例えばそこにその、20kgの魚が獲れた、現場で、サンプルを一つだけ取るんじゃなくて、いくつも取って測って、そして全然出ない、というものであれば大丈夫だと思うんですけど、ちょっとでも出ると、やっぱり給食には使わない方がいいんじゃないかと思いますね。

(ホワイトフード)
ありがとうございます。質問は今回は以上となります。ありがとうございました。

(鎌仲監督)
こちらこそありがとうございました。

(ホワイトフード)
こちらこそありがとうございました。

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「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」など、
核・エネルギーの問題をめぐる人々を捉えた作品を世に送り続けている、鎌仲ひとみ監督。

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