タール色素(合成着色料)|避けた方がよい添加物


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ホワイトフードは、発がん性物質である放射能に加えて、体に極めて有害である添加物も排除したラインナップを5年間かけて少しずつ揃えてきました。

ホワイトフードが避けている危険な添加物を、シリーズに分けて解説してゆきたいと思います。皆さんの食生活の中で避けていただくこと、放射能だけではないリスクを回避していただきたいなと思いまして、ご参考にしていただけると幸いです。

タール色素|合成着色料

タール色素は、かつては石炭を乾留(固体を成分に分解すること)して得られる『コールタール』から抽出する、ベンゼンを代表とする環状不飽和有機化合物である芳香族化合物から生成されていましたが、現在は、主に石油を生成する際に生じる『ナフサ』を原料として生成されています。

日本では認められているタール色素の中で、海外では禁止されていたり、自主規制の対象となっていたりするものもあるようです。

例えば、イギリスの食品基準庁(FSA)は、2008年に、赤色40号と赤色102号、黄色4号、黄色5号を含む6種類のタール色素が、注意欠陥障害の原因になる恐れがあるとの理由で、食品メーカー等に自主規制を促しており、アメリカやカナダでは、赤色2号と赤色102号、赤色106号は、がんやアレルギーを引き起こす可能性があるとして、使用が禁止されています。

また、赤色3号については、甲状腺に異常を生じる可能性があるとの理由から、ドイツでも使用が禁じられているようです。

日本では安全性を確認し、使用を認められているタール色素ですが、このように、海外では異なる見解を示している国が少なからずあるということは、タール色素は安全ではない可能性もあるということだと思います。

タール色素は、主に、色が鮮やかな食品に使用されていることが多く、菓子パン、チョコレート、ゼリー、ガムなどのお菓子や、たくあん、紅ショウガなどの漬物、その他にも幅広い食品に使用されています。

また、タール色素は食品のみならず、口紅やチークなどの化粧品にも含まれていることがあり、皮膚から体内に摂りこまれる懸念もあるようですので、食品のみならず、お化粧品にも気を付けていただきたいと思います。

タール色素が危険だとされる所以として、胎児に障害をもたらす可能性があるとの指摘もあるようですので、特に、妊婦さんや小さなお子様には、健康を害する可能性がある添加物は、極力避けていただくことをお勧めします