ホワイトフードは、発がん性物質である放射能に加えて、体に極めて有害である添加物も排除したラインナップを5年間かけて少しずつ揃えてきました。
ホワイトフードが避けている危険な添加物を、シリーズに分けて解説してゆきたいと思います。皆さんの食生活の中で避けていただくこと、放射能だけではないリスクを回避していただきたいなと思いまして、ご参考にしていただけると幸いです。
ミョウバン
ミョウバン=硫酸カリウムアルミニウムは、主に食品添加物としても広く使用されています。
ミョウバンが食品添加物として使用される場合、一般的には膨張剤(ベーキングパウダー、ふくらし粉)として、ビスケットやスポンジケーキ、クッキーなどの焼菓子に多く使用されていますが、膨張剤以外にも、ナスなどのお漬物の色付けの安定剤、お芋や栗などの煮崩れ防止、品質安定剤などとしても使用されています。
ウニの型崩れ防止や、保存のためにもミョウバンが使用されることもあり、ウニを食べたときに、少し薬っぽいにおいを感じたり、苦みを感じることがあるかと思いますが、それはミョウバンが入っているからかもしれません。
ミョウバン=硫酸カリウムアルミニウムという名前の通り、ミョウバンにはアルミニウムが含まれています。
アルミニウムと言えば、私たち人間の体にとって不必要な成分であり、むしろ毒性が懸念されることから、摂取量を厳しく定められている危険な鉱物です。
アルミニウム摂取とアルツハイマーの関連性を懸念する声もあります。厚生労働省のHPには、『この因果関係を証明する根拠はないとされています』と記載されていますが、懸念がある以上、身体にとって有害なアルミニウムが含まれているミョウバンの摂取には十分気を付けていただきたいと思います。
厚生労働省のHPには、アルミニウムの摂取について、
『食品の安全性を評価している国際機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)では、人が一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される暫定的な許容量(暫定耐容週間摂取量)として、体重1kg、一週間当たり、2mgという値を設定しています。(出典元:厚生労働省|食品中のアルミニウムに関する情報)』
と記載されています。大人はこの許容量を上回ることは少ないようですが、
『アルミニウムを含む食品を多く食べる場合の推計では、小児では摂取量の多い5%の人が許容量を超える可能性があることがわかりました。(中略)アルミニウムの推定摂取量には、穀類加工品や菓子類などの寄与が大きく、これは、膨脹剤として使用される食品添加物(硫酸アルミニウムカリウムや硫酸アルミニウムアンモニウム)によるものと推察されました。(出典元:厚生労働省|食品中のアルミニウムに関する情報)』
とあるように、アルミニウムの含まれている食品を多く食べている小さな子供では、国の定める許容量を超えてしまう可能性があるようです。
子供が大好きな、スポンジケーキやホットケーキなどに使用されるベーキングパウダーにも、ミョウバン(アルミニウム)が含まれていることがありますが、現在はアルミニウムフリーのベーキングパウダーもあるようですので、アルミニウムの過剰摂取は避けることが可能です。特に小さいお子様がアルミニウムの過剰摂取にならないよう、気を付けていただけたらと思います。
出典元:厚生労働省:食品中のアルミニウムに関する情報
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/index.html