甲状腺がんの治療費を福島県が負担へ 900人程度の見込み


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甲状腺がんの治療費を県が負担へ

甲状腺がんの治療費を、福島県が負担することになりました。今年の3月の時点で900人の方を見込んでいると公表がありました。

 

 

 

今までにかかった医療費の証明書類を提出することで負担してくれるとのこと。申請は7月上旬からのようですが、詳しくは下記の相談窓口が福島県庁にあるので、個別にご確認ください。

 

 

 

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放射線に関する問い合わせ窓口(福島県民向け電話相談窓口)

電話(フリーダイヤル):0120-988-359

【受付時間:8時30分~18時15分(平日)、8時30分~12時00分(土日祝)】

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県側の目的は負担だけでなく、甲状腺がんの増加を調べて、診療データを集めることもあるようです。ただ、治療費を負担することは、当然なことであると思います。

 

また、甲状腺がんの原因といわれている放射性ヨウ素は、全国的に撒き散らかされた可能性があります。汚染状況を考慮すると、今後の甲状腺がんの検診は、福島県だけでなく、もう少し広い地域を考慮する必要があるといえるでしょう。検診で救える小さい命があるのであれば、検査対象を広げるべきであると考えています。

ヨウ素

 

福島原発事故は日本で起こった事故なのに、アメリカ政府が事故直後の放射性ヨウ素の実データを公表しており、それをホワイトフードが放射性ヨウ素の汚染地図を作成しました。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

引用:

東京電力福島第1原発事故の当時18歳以下だった福島県の全ての子供に対する甲状腺検査で、県は23日、治療や経過観察が必要とされた人の医療費の自己負担分を全額支援すると発表した。

 

 対象は、詳細調査で甲状腺にしこりなどが見つかり、がんの疑いがあるとされた人やがんと確定した人で、県は今年3月末時点の調査から900人程度と見込む。

 

 7月上旬から申請を受け付ける。これまでに負担した医療費を証明できる書類のほか、甲状腺がんが増えているかどうかを調べる目的で、診療データの提出も求める。

以上、引用終了

(情報ソース :産経ニュース