埼玉県の食品|放射能検査地図(2016年まとめ)


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埼玉県の食品の放射能汚染について

2016年厚生労働省が発表したデータによると、埼玉県の食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は23.7Bq/kgでした。検出限界値の平均が23.7Bq/kg ととても高いにもかかわらず、計36検体から放射能が検出されました。

2011年の福島県第一原発事故によって放出された放射線は、原発のある福島県内にとどまらず、東北や関東周辺までの幅広い地域に飛来し、放射能汚染をもたらしました。福島県第一原発事故による放射線の影響があった地域として、福島県から遠く離れた埼玉県も例外ではなく、事故当時、福島県第一原発から放出された放射線は、風に運ばれて埼玉県まで飛来し、事故後の雨などによって土壌や河川などへ降り注いたことにより、放射能汚染が広がったと考えられています

福島県第一原発から運ばれた放射線は、埼玉県の食品をも汚染しており、福島県第一原発事故から5年が経った2016年に厚生労働省が発表したデータからも、埼玉県の様々な食品の放射能汚染が確認されています。

埼玉県の海産物の放射能汚染について

2016年厚生労働省が発表した情報の中で、埼玉県内の食品のうち最も高い放射線が検出されたのは、埼玉県松伏町古利根川のナマズで、放射性セシウム134が5.8Bq/kg、放射性セシウム137が30Bq/kg、合計で40Bq/kgという高い数値の放射線が検出されました。

福島県第一原発事故から5年が経っているのにもかかわらず、埼玉県内の川のナマズから放射性セシウム134が検出されるということは、やはり福島県第一原発事故によって埼玉県にも放射線が運ばれ、その影響がいまだに残っているということだと思います。

2016年埼玉県の海産物の放射能汚染ワーストランキング(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計)

1位 埼玉県松伏町古利根川 ナマズ 2016年5月16日発表 40Bq/kg
2位 埼玉県三郷市江戸川 ウナギ 2016年7月19日発表 12Bq/kg
3位 埼玉県吉川市中川 ナマズ 2016年5月16日発表 9.9Bq/kg
4位 埼玉県吉川市中川 フナ 2016年5月16日発表 5.2Bq/kg

2016年埼玉県のきのこの放射能汚染について

埼玉県内のきのこのでは、小町市の原木シイタケで最も放射能汚染が高く、放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計で28Bq/kg検出されています。きのこの放射能汚染では、特に原木シイタケの放射線量が高く、ワースト上位を占めています(表①)。ワーストランキングでは7位となっている埼玉県ときがわ町の原木シイタケからは、放射性セシウム137だけではなく、放射性セシウム134も5.4Bq/kg検出しています。

2016年埼玉県のきのこの放射能汚染①(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計)

1位 埼玉県小川町 原木シイタケ 2016年2月15日発表 28Bq/kg
2位 埼玉県越生町 原木シイタケ 2016年4月12日発表 27Bq/kg
3位 埼玉県越谷市 原木シイタケ 2016年11月7日発表 25Bq/kg
4位 埼玉県秩父市 ナメコ 2016年10月31日発表 24Bq/kg
5位 埼玉県越谷市 原木シイタケ 2016年11月21日発表 23Bq/kg
6位 埼玉県毛呂山町 原木シイタケ 2016年3月14日発表 22Bq/kg
7位 埼玉県ときがわ町 原木シイタケ 2016年12月5日発表 21Bq/kg
8位 埼玉県蓮田市 原木シイタケ 2016年11月28日発表 20Bq/kg
9位 埼玉県滑川町 原木シイタケ 2016年10月24日発表 19Bq/kg
10位 埼玉県滑川町 原木シイタケ 2016年10月31日発表 14Bq/kg

埼玉県のきのこ別の放射能汚染状況では、原木シイタケの放射能汚染が目立ちますが、埼玉県のきのこの検出限界値の平均が11.3Bq/kgと高いことを考えると、他のきのこの放射能汚染も決して低い数値の汚染ではないと思います。

放射性物質が吸着しやすいと言われているきのこですが、いまだに多くの放射性セシウムが検出されていることを考えると、内部被ばくを避けるためにも、産地を選び、放射能検査済みのものをお選び頂くことが必要だと思います。また、例え放射能検査済みでも、検出限界値が高いとそれだけ内部ひばくの可能性は高くなってしまうので、出来るだけ検出限界値を低く放射能検査しているきのこをお選び頂けたらと思います。

ホワイトフードが取り扱う、検出限界値0.5Bq/kg以下で不検出確認済みの安全なきのこセットはこちらから → https://www.whitefood.co.jp/store/item/ABKNS-001

2016年埼玉県のきのこの放射能汚染②(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計の平均値)

ワースト 品目 検出検体数 平均値(Bq/kg)
1位 原木シイタケ 18 15.7
2位 ナメコ 3 14.6
3位 ムキタケ 1 13.0
4位 菌床シイタケ 2 7.7
5位 マイタケ 1 6.0

その他の食品の放射線量については、埼玉県秩父市のイノシシ肉から放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計が最大で30Bq/kg、埼玉県所沢市のニンジンから放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計で10Bq/kg検出しています。

福島県第一原発事故から6年が経ち、食品の放射能汚染を懸念する声も減ってきています。福島県第一原発事故によって放射線が拡散され、福島をはじめ、広い地域の土壌や河川・海などの自然環境、食物などが汚染されているはずなのに、もう福島県第一原発の周辺以外どこにも放射能汚染などないかのように報じられることが多いように感じます。

しかし、このように厚生労働省が発表しているデータからも、まだまだ様々な食品から放射線が検出されていることが分かります。特に小さなお子さん・妊婦さんは、内部被ばくの被害に遭わないよう、ホワイトフードの食品の放射能汚染地図などをご参考にして頂き、食品の産地や放射能検査済みの食品をお選び頂けたらと思います。

食品の放射能汚染地図 → https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/

埼玉県の放射能汚染について(2016年まとめ)

■埼玉県の放射能検査地図(市町村別) 埼玉県の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する

■埼玉県の放射能検査結果 埼玉県の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する

千葉県の放射能検査結果 の放射能検査地図(2016年)情報ソース

厚生労働省
平成27年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000084439.html
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html

 

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら