山菜|放射能検査地図(2017年上半期)


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放射能検査地図の目的について

2017年上半期に厚生労働省が発表したデータをもとに、セシウムが検出されたきのこを抜き出し、日本地図に表示しました。

※2017年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、山菜の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は11.8Bq/kgでした。 検出限界値が11.8Bq/kgととても高いにもかかわらず、計805検体から放射能が検出されました。

2017年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、山菜の中でもっとも放射能汚染が高かったのは宮城県丸森町のタケノコで、放射性セシウム134が58.4Bq/kg、放射性セシウム137が392Bq/kg、合計で450Bq/kg検出されています。続いて、長野県軽井沢町のコシアブラからは、放射性セシウム134が50.7Bq/kg、放射性セシウム137が355Bq/kg、合計で410Bq/kg検出されました。

2011年3月の福島第一原発発電所の事故から6年が経過した2017年上半期にも、山菜の放射能汚染は東北から関東の広い範囲でまだまだ続いているようです。

関東では、千葉県のタケノコの放射能汚染が多く確認されており、印西市、流山市、千葉市、成田市、佐倉市、船橋市など、その範囲も広範囲に渡っています。

下記表のように、2017年上半期の山菜の放射能汚染ワースト29を見ると、29位までの全ての山菜が国の基準値の100Bq/kgを超えた放射性物質が検出されており、しかも、29位までの全ての山菜から放射性セシウム134も検出されていることを考えると、まだまだ山菜の放射能汚染が深刻であると言わざるを得ないのではないかと思います。

都道府県 市町村 品目名 Cs-134
(Bq/kg)
Cs-137
(Bq/kg)
Cs合計
(Bq/kg)
1 宮城県 丸森町 タケノコ 58.4 392 450
2 長野県 軽井沢町 コシアブラ 50.7 355 410
3 宮城県 栗原市 コシアブラ 34.1 237 270
4 群馬県 沼田市 コシアブラ 32 230 270
5 宮城県 丸森町 タケノコ 26.3 211 240
6 長野県 軽井沢町 タラの芽 25.4 208 230
7 宮城県 丸森町 タケノコ 30.4 190 220
8 宮城県 丸森町 タケノコ 24.9 181 210
9 宮城県 丸森町 タケノコ 26.1 171 200
10 長野県 長野市 コシアブラ 22.4 170 190
11 宮城県 丸森町 タケノコ 24 158 180
12 福島県 鮫川村 モミジガサ 28.2 151 180
13 宮城県 栗原市 コシアブラ 23.1 160 180
14 宮城県 丸森町 タケノコ 20.4 156 180
15 新潟県 コシアブラ 17 150 170
16 長野県 軽井沢町 コシアブラ 23.7 139 160
17 長野県 軽井沢町 コゴミ 17.9 139 160
18 宮城県 丸森町 タケノコ 23.2 134 160
19 新潟県 南魚沼市 コシアブラ 21 131 150
20 宮城県 丸森町 タケノコ 16.5 115 130
21 長野県 中野市 コシアブラ 12.3 120 130
22 岩手県 コシアブラ 18 120 130
23 宮城県 栗原市 タケノコ 15.4 102 120
24 宮城県 丸森町 タケノコ 15.2 102 120
25 新潟県 津南町 コシアブラ 13 110 120
26 宮城県 丸森町 タケノコ 16 93.4 110
27 宮城県 丸森町 タケノコ 14.2 94.7 110
28 宮城県 丸森町 タケノコ 12.7 93.4 110
29 宮城県 丸森町 タケノコ 13.3 96.5 110

山菜の放射能汚染について

■山菜の放射能検査地図(市町村別)山菜の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する

■山菜の放射能検査地図(都道府県別)山菜の放射能検査地図(都道府県別) 地図の画像を拡大表示する

■山菜の放射能検査結果山菜の品目別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する

山菜の放射能検査地図(2017年)情報ソース

厚生労働省
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html

平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら



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