放射能検査地図の目的について
2017年11月厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年11月に厚生労働省が発表したデータによると、カテゴリー別食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は22.8Bq/kgでした。 検出限界値が22.8Bq/kgととても高いにもかかわらず、計690検体から放射能が検出されました。
2017年11月に厚生労働省が発表したデータの中で、最も放射能汚染数値が高かったのは、2017年10月に福島県飯館村で採取したイノシシ肉で、放射性セシウム134が1,590Bq/kg、放射性セシウム137が12,400Bq/kg、合計で14,000Bq/kgという、驚くべき高い数値の放射能汚染が検出されています。
福島第一原発事故から、すでに6年半以上経っているのにもかかわらず、福島県のイノシシ肉からこんなに高濃度の放射能汚染が確認されるということは、他の食品、特に山で採れる食品は、いまだに汚染されているのではないかと、思えてなりません。
山の食品だけではなく、福島県伊達市の布川では、ヤマメから、放射性セシウム134が41.3Bq/kg、放射性セシウム137が434Bq/kg、合計で480Bq/kg検出されています。この検査結果から、山だけではなく、川の汚染も懸念されるところだと思います。
福島県以外でも、山梨県鳴沢村のショウゲンジからは、放射性セシウム134が43.5Bq/kg、放射性セシウム137が427Bq/kg、合計で470Bq/kg検出され、群馬県みどり市のツキノワグマ肉からは、放射性セシウム134が40.8Bq/kg、放射性セシウム137が385Bq/kg、合計で430Bq/kgと、やはり高濃度の放射能汚染が確認されています。
福島第一原発事故から6年半、食品の放射能汚染は収束したかのような風潮に反して、まだまだ食品の放射能汚染は続いているということが、この厚生労働省の発表しているデータからも良く分かります。
大切なご家族や、ご自身の健康を守るためにも、特に妊婦さんや小さなお子様には、産地を選び、放射能検査をしているような、安心できる食品をお召し上がりいただきたいと思います。
2017年11月厚生労働省発表:国の基準値を上回った食品
都道府県 |
市町村 |
品目名 |
Cs-134 |
Cs-137 |
Cs合計 |
福島県 |
飯舘村 |
イノシシ肉 |
1590 |
12400 |
14000 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イノシシ肉 |
90.2 |
766 |
860 |
福島県 |
飯舘村 |
イノシシ肉 |
62.6 |
471 |
530 |
福島県 |
福島県伊達市 |
ヤマメ |
41.3 |
434 |
480 |
山梨県 |
鳴沢村 |
ショウゲンジ |
43.5 |
427 |
470 |
山梨県 |
富士河口湖町 |
チャナメツムタケ |
46 |
425 |
470 |
福島県 |
須賀川市 |
イノシシ肉 |
49.2 |
401 |
450 |
群馬県 |
みどり市 |
ツキノワグマ肉 |
40.8 |
385 |
430 |
福島県 |
須賀川市 |
イノシシ肉 |
45.5 |
351 |
400 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イワナ |
26 |
227 |
250 |
福島県 |
猪苗代町 |
ニホンジカ肉 |
27.5 |
216 |
240 |
福島県 |
郡山市 |
ニホンジカ肉 |
21.1 |
188 |
210 |
宮城県 |
亘理町 |
イノシシ肉 |
19.6 |
190 |
210 |
宮城県 |
丸森町 |
イノシシ肉 |
20.5 |
185 |
210 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イワナ |
19.6 |
154 |
170 |
群馬県 |
桐生市 |
ツキノワグマ肉 |
17.1 |
151 |
170 |
群馬県 |
前橋市 |
ニホンジカ肉 |
20.7 |
144 |
160 |
長野県 |
富士見町 |
ニホンジカ肉 |
<3.25 |
156 |
160 |
福島県 |
福島市 |
ヤマドリ肉 |
18.4 |
144 |
160 |
福島県 |
相馬市 |
イノシシ肉 |
16 |
119 |
140 |
群馬県 |
前橋市 |
ニホンジカ肉 |
15.7 |
124 |
140 |
群馬県 |
前橋市 |
ニホンジカ肉 |
12.6 |
123 |
140 |
宮城県 |
岩沼市 |
イノシシ肉 |
14.9 |
112 |
130 |
宮城県 |
名取市 |
イノシシ肉 |
12.7 |
115 |
130 |
宮城県 |
角田市 |
イノシシ肉 |
15.3 |
110 |
130 |
福島県 |
猪苗代町 |
イノシシ肉 |
12.5 |
110 |
120 |
福島県 |
本宮市 |
イノシシ肉 |
15.9 |
107 |
120 |
福島県 |
福島市 |
イノシシ肉 |
10.2 |
107 |
120 |
福島県 |
郡山市 |
ツキノワグマ肉 |
13.5 |
95.5 |
110 |
福島県 |
郡山市 |
イノシシ肉 |
13.3 |
96.4 |
110 |
山梨県 |
富士吉田市 |
アカモミタケ |
<9.03 |
108 |
110 |
宮城県 |
村田町 |
イノシシ肉 |
12.4 |
95.2 |
110 |
宮城県 |
亘理町 |
イノシシ肉 |
12.5 |
92.7 |
110 |
福島県 |
柳津町 |
ムキタケ |
11.4 |
97.4 |
110 |
福島県 |
須賀川市 |
イノシシ肉 |
10.6 |
98.2 |
110 |
福島県 |
天栄村 |
ヤマメ |
15.3 |
98.1 |
110 |
2017年11月カテゴリー別の放射能汚染について
■2017年11月カテゴリー別の放射能検査地図(県別) 地図の画像を拡大表示する
■2017年11月カテゴリー別の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する
■2017年11月カテゴリー別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する
2017年11月カテゴリー別放射能検査地図(2017年)情報ソース
厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)