放射能検査地図の目的について
2017年12月厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年12月に厚生労働省が発表したデータによると、カテゴリー別食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は23.0Bq/kgでした。 検出限界値が23.0Bq/kgととても高いにもかかわらず、計647検体から放射能が検出されました。
2017年12月に厚生労働省が発表したデータの中で、最も放射能汚染数値が高かったのは、福島県田村市のイノシシ肉から、放射性セシウム134が1,150Bq/kg、放射性セシウム137が9,460Bq/kg、合計で11,000Bq/kgという膨大な放射性物質が検出されました。
福島県では、南相馬市のゆずからも、放射性セシウム134が11Bq/kg、放射性セシウム137が68Bq/kg、合計で79Bq/kg検出されており、福島県の食品の放射能汚染は、幅広い食品にいまだ影響を与えていることが分かります。
福島県以外で放射能汚染数値の高い食品が検出されたのは、宮城県丸森町のイノシシ肉からで、放射性セシウム134が67Bq/kg、放射性セシウム137が569Bq/kg、合計640Bq/kg検出されています。
イノシシ肉や、シカ肉、シイタケやナメコなど、放射性物質が検出されやすい食品からは、福島県や東北に限らず、千葉県や栃木県からも高い数値の放射性物質が検出されています。
福島第一原発事故からおよそ7年が経ちましたが、いまだに多くの食品から放射性物質が検出されており、妊婦さんや小さなお子様には、改めて産地や放射能検査を徹底している食品をお召し上がりいただけたらと思います。
2017年12月カテゴリー別食品の放射能汚染 ワースト30
|
都道府県 |
市町村 |
品目名 |
Cs-134 |
Cs-137 |
Cs合計 |
1 |
福島県 |
田村市 |
イノシシ肉 |
1150 |
9460 |
11000 |
2 |
福島県 |
田村市 |
イノシシ肉 |
97 |
728 |
830 |
3 |
福島県 |
田村市 |
イノシシ肉 |
85 |
645 |
730 |
4 |
福島県 |
田村市 |
イノシシ肉 |
77 |
626 |
700 |
5 |
宮城県 |
丸森町 |
イノシシ肉 |
67 |
569 |
640 |
6 |
宮城県 |
栗原市 |
イノシシ肉 |
40 |
336 |
380 |
7 |
宮城県 |
丸森町 |
イノシシ肉 |
31 |
276 |
310 |
8 |
福島県 |
石川町 |
イノシシ肉 |
33 |
269 |
300 |
9 |
福島県 |
平田村 |
イノシシ肉 |
31 |
262 |
290 |
10 |
福島県 |
磐梯町 |
イノシシ肉 |
20 |
163 |
180 |
11 |
宮城県 |
角田市 |
イノシシ肉 |
19 |
138 |
160 |
12 |
宮城県 |
角田市 |
イノシシ肉 |
18 |
145 |
160 |
13 |
千葉県 |
君津市 |
シイタケ |
18 |
129 |
150 |
14 |
宮城県 |
栗原市 |
ニホンジカ肉 |
17 |
118 |
140 |
15 |
岩手県 |
山田町 |
シカ肉 |
15 |
117 |
130 |
16 |
栃木県 |
茂木町 |
イノシシ肉 |
15 |
114 |
130 |
17 |
栃木県 |
那珂川町 |
イノシシ肉 |
12 |
108 |
120 |
18 |
福島県 |
須賀川市 |
イノシシ肉 |
13 |
98 |
110 |
19 |
福島県 |
須賀川市 |
イノシシ肉 |
10 |
94 |
100 |
20 |
千葉県 |
君津市 |
シイタケ |
11 |
87 |
98 |
21 |
栃木県 |
那珂川町 |
イノシシ肉 |
11 |
86 |
97 |
22 |
栃木県 |
茂木町 |
イノシシ肉 |
11 |
86 |
97 |
23 |
岩手県 |
奥州市 |
シカ肉 |
13 |
83 |
96 |
24 |
福島県 |
会津美里町 |
ナメコ |
12 |
84 |
96 |
25 |
栃木県 |
市貝町 |
イノシシ肉 |
10 |
79 |
89 |
26 |
栃木県 |
茂木町 |
イノシシ肉 |
9 |
80 |
89 |
27 |
栃木県 |
茂木町 |
イノシシ肉 |
9 |
77 |
86 |
28 |
宮城県 |
大和町 |
イノシシ肉 |
9 |
74 |
83 |
29 |
栃木県 |
茂木町 |
イノシシ肉 |
10 |
71 |
81 |
30 |
福島県 |
南相馬市 |
ユズ |
11 |
68 |
79 |
2017年12月カテゴリー別の放射能汚染について
■2017年12月カテゴリー別の放射能検査地図(県別)
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■2017年12月カテゴリー別の放射能検査地図(市町村別)
地図の画像を拡大表示する
■2017年12月カテゴリー別の放射能検査結果
グラフの画像を拡大表示する
2017年12月カテゴリー別放射能検査地図(2017年)情報ソース
厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)