放射能検査地図の目的について
2017年厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年に厚生労働省が発表したデータによると、海産物の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は12.5Bq/kgでした。検出限界値の平均が12.5Bq/kgととても高いにもかかわらず、計1,251検体から放射能が検出されました。
2017年に厚生労働省が発表しているデータの中で、最も放射能汚染数値が高かった魚は、福島県伊達市布川のヤマメで、放射性セシウム134が41.3Bq/kg、放射性セシウム137が434Bq/kg、合計で480Bq/kg検出されています。
また、福島県以外にも高い数値での魚の放射能汚染が確認されており、栃木県日光市の中禅寺湖のブラウントラウトからは、放射性セシウム134が17.5Bq/kg、放射性セシウム137が142Bq/kg、合計160Bq/kg検出され、千葉県柏市手賀沼のウナギからは、放射能汚染セシウム134が21.1Bq/kg、放射性セシウム137が114Bq/kg、合計で140Bq/kg検出されています。
福島第一原発事故から7年が経ち、徐々にでも復興が進んでいることはとても喜ばしいことでありますが、まだまだ事故の影響は大きく残っており、ますますの復興を願ってやみません。
特に、日々口にする食品の放射能汚染については、厚生労働省の検査結果を見ても、いまだ安心できるレベルではということが分かります。
特に小さなお子様や、妊婦さんには、これからも放射能汚染されていない食品を選んでいただき、少しでも内部被ばくを避けていただけたらと思います。
2017年海産物の放射能汚染 ワースト30
都道府県 |
市町村 |
品目名 |
Cs-134 |
Cs-137 |
Cs合計 |
|
1 |
福島県 |
福島県伊達市 |
ヤマメ |
41.3 |
434 |
480 |
2 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イワナ |
26 |
227 |
250 |
3 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イワナ |
19.6 |
154 |
170 |
4 |
栃木県 |
日光市 |
ブラウントラウト |
17.5 |
142 |
160 |
5 |
千葉県 |
柏市 |
ウナギ |
21.1 |
114 |
140 |
6 |
福島県 |
二本松市 |
イワナ |
18.1 |
122 |
140 |
7 |
群馬県 |
中之条町 |
ヤマメ |
16.9 |
115 |
130 |
8 |
福島県 |
二本松市 |
ヤマメ |
16.8 |
101 |
120 |
9 |
福島県 |
福島県伊達市 |
イワナ |
16.4 |
106 |
120 |
10 |
福島県 |
天栄村 |
ヤマメ |
15.3 |
98.1 |
110 |
11 |
福島県 |
福島県伊達市 |
ヤマメ |
14.1 |
91 |
110 |
12 |
栃木県 |
日光市 |
ブラウントラウト |
11.6 |
94.5 |
110 |
13 |
栃木県 |
日光市 |
ブラウントラウト |
11.5 |
93.7 |
110 |
14 |
福島県 |
福島市 |
イワナ |
13.4 |
83.3 |
97 |
15 |
千葉県 |
柏市 |
コイ |
9.23 |
86.8 |
96 |
16 |
千葉県 |
柏市 |
コイ |
8.1 |
87.6 |
96 |
17 |
福島県 |
桑折町 |
ヤマメ |
<8.4 |
94.6 |
95 |
18 |
福島県 |
福島市 |
イワナ |
10.4 |
81.4 |
92 |
19 |
福島県 |
福島市 |
イワナ |
<11 |
88.1 |
88 |
20 |
福島県 |
天栄村 |
ヤマメ |
<9.9 |
85.7 |
86 |
21 |
福島県 |
福島市 |
ヤマメ |
10.2 |
72.9 |
83 |
22 |
福島県 |
福島市 |
イワナ |
8.77 |
69.5 |
78 |
23 |
群馬県 |
中之条町 |
イワナ |
8.71 |
68.6 |
77 |
24 |
福島県 |
桑折町 |
ヤマメ |
<8.1 |
76.3 |
76 |
25 |
福島県 |
福島県伊達市 |
ヤマメ |
<9.5 |
76 |
76 |
26 |
福島県 |
福島県伊達市 |
ヤマメ |
12.9 |
61.7 |
75 |
27 |
福島県 |
福島県伊達市 |
アユ |
10 |
63.6 |
74 |
28 |
福島県 |
福島市 |
アユ |
<9.8 |
71.5 |
72 |
29 |
宮城県 |
― |
イワナ |
7.52 |
63.4 |
71 |
30 |
福島県 |
福島市 |
イワナ |
<9.2 |
70.9 |
71 |
2017年海産物放射能汚染について
■2017年海産物放射能検査地図(県別)
地図の画像を拡大表示する
■2017年海産物放射能検査地図(市町村別)
地図の画像を拡大表示する
■2017年海産物放射能検査結果
グラフの画像を拡大表示する
2017年月放射能汚染情報ソース
厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)