2017年きのこ|放射能検査地図


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放射能検査地図の目的について

2017年厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。

※2017年に厚生労働省が発表したデータによると、きのこの放射能汚染に関し、検出限界値の平均は10.1Bq/kgでした。検出限界値の平均が10.1Bq/kgととても高いにもかかわらず、計2,016検体から放射能が検出されました。

2017年に厚生労働省が発表しているデータの中で、山梨県、静岡県、群馬県、千葉県、長野県、埼玉県、茨城県、岩手県、福島県と、東北~関東までの広範囲に渡るきのこから、国の基準値を超える放射能が検出されています。
その中でも、最も放射能汚染数値が高かったのは、山梨県南都留郡鳴沢村のショウゲンジというきのこで、放射性セシウム134が43.5Bq/kg、放射性セシウム137が427Bq/kg、合計で470Bq/kg検出、同じく山梨県富士河口湖町のチャナメツムタケで、放射性セシウム134が46Bq/kg、放射性セシウム137が425 Bq/kg、合計で470Bq/kg検出されています。

高い放射能が検出されているきのこの中には、野生のきのこ狩りなどで採取されるきのこだけではなく、露地栽培や施設栽培の原木シイタケも含まれています。
ホワイトフードでもきのこセットの取り扱いがあり、シイタケのリクエストもよくいただきますが、今のところ、検出限界値0.5Bq/kg以下で不検出というホワイトフードのポリシーに沿うシイタケを見つけらておらず、シイタケは取り扱えていないのが現状です。

きのこは放射能を吸収しやすいとの認識は広く広がっていますが、2011年3月の福島第一原発事故から6年以上も経ってからも、こんなに多くの地域のきのこから、高い数値の放射能が検出されるというのは、本当に驚きます。

ホワイトフード きのこセットはこちらから

2017年きのこの放射能汚染 ワースト30

 

都道府県

市町村

品目名

Cs-134
(Bq/kg)

Cs-137
(Bq/kg)

Cs合計
(Bq/kg)

1

山梨県

南都留郡鳴沢村

ショウゲンジ

43.5

427

470

2

山梨県

富士河口湖町

チャナメツムタケ

46

425

470

3

山梨県

南都留郡鳴沢村

ショウゲンジ

<8.73

277

280

4

静岡県

御殿場市

キノボリイグチ

20

185

210

5

山梨県

南都留郡鳴沢村

ショウゲンジ

7.63

158

170

6

山梨県

富士河口湖町

ショウゲンジ

<9.16

165

170

7

群馬県

シイタケ

21

140

160

8

千葉県

君津市

シイタケ

17.6

129

150

9

長野県

佐久市

ハナイグチ

16.5

135

150

10

山梨県

富士吉田市

ショウゲンジ

<4.68

153

150

11

静岡県

小山町

シロヌメリイグチ

5.49

121

130

12

埼玉県

横瀬町

ムラサキシメジ

11.1

121

130

13

静岡県

富士宮市

アンズタケ

6.75

127

130

14

岩手県

コウタケ

11

110

120

15

茨城県

シイタケ

14

110

120

16

群馬県

片品村

シイタケ

13

110

120

17

山梨県

富士吉田市

アカモミタケ

<9.03

108

110

18

福島県

柳津町

ムキタケ

11.4

97.4

110

19

宮城県

大崎市

チャナメツムタケ

10.3

104

110

20

山形県

西置賜郡小国町

チチタケ

<8.8

110

110

21

千葉県

君津市

シイタケ

10.5

87.3

98

22

山梨県

富士河口湖町

タマゴタケ

<8.84

98.2

98

23

福島県

会津美里町

ナメコ

12.3

83.6

96

24

山梨県

富士吉田市

キハツタケ

7.02

89.2

96

25

静岡県

小山町

ハナイグチ

8.64

84.6

93

26

埼玉県

横瀬町

ウラベニホテイシメジ

9.68

82.4

92

27

茨城県

常陸大宮市

シイタケ

9.8

80

90

28

山梨県

南都留郡鳴沢村

クロカワ

<8.31

89.3

89

29

秋田県

横手市

コナラ

<7.0

85

85

30

秋田県

湯沢市

ネマガリタケ

8.2

77

85

2017年きのこ放射能汚染について

■2017年きのこ放射能検査地図(県別)
2017年きのこ放射能検査地図(県別)
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■2017年きのこ放射能検査地図(市町村別)
2017年きのこ放射能検査地図(市町村別)
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■2017年きのこ放射能検査結果
2017年きのこ放射能検査結果
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2017年月放射能汚染情報ソース

厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら