2018年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、野菜・果物の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は13.1Bq/kgでした。検出限界値の平均が13.1Bq/kgととても高いにもかかわらず、計41検体から放射能が検出されました。
この中で、最も放射能汚染数値が高かった食品は、福県浪江町のカブで、放射性セシウム134が<6.5、放射性セシウム137が61.8Bq/kg、合計で62Bq/kg検出されています。
2018年上半期野菜・果物放射能汚染について
■2018年上半期野菜・果物の放射能検査地図(市町村別)
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■2018年上半期野菜・果物の放射能検査結果
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福島県
市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
浪江町 | カブ | <6.5 | 61.8 | 62 |
飯舘村 | 行者ニンニク | <6.9 | 29.4 | 29 |
相馬市 | 行者ニンニク | <5.9 | 18.3 | 18 |
浪江町 | コマツナ | <4.9 | 15.6 | 16 |
楢葉町 | アンズ | <5.0 | 14.3 | 14 |
いわき市 | ワサビ | <4.4 | 12.1 | 12 |
飯舘村 | キャベツ | <5.5 | 11.6 | 12 |
飯舘村 | 行者ニンニク | <4.6 | 11.3 | 11 |
いわき市 | ワサビ | <3.4 | 11.1 | 11 |
福島市 | ユズ | <3.9 | 9.99 | 10 |
福島市 | ユズ | <4.3 | 9.43 | 9.4 |
福島市 | ユズ | <4.2 | 8.29 | 8.3 |
飯舘村 | リーフレタス | <5.1 | 8.09 | 8.1 |
郡山市 | サンショウ | <7.3 | 7.75 | 7.8 |
富岡町 | ウメ | <4.5 | 7.45 | 7.5 |
浪江町 | ジャガイモ | <4.3 | 7.41 | 7.4 |
いわき市 | ワサビ | <5.0 | 7.11 | 7.1 |
飯舘村 | カリフラワー | <4.3 | 7 | 7 |
浪江町 | ダイコン | <5.8 | 6.92 | 6.9 |
福島市 | ユズ | <3.7 | 5.75 | 5.8 |
葛尾村 | ウメ | <4.1 | 5.84 | 5.8 |
福島市 | ユズ | <4.3 | 5.74 | 5.7 |
富岡町 | ジャガイモ | <5.1 | 5.72 | 5.7 |
南相馬市 | キクイモ | <4.1 | 5.62 | 5.6 |
浪江町 | ウメ | <4.5 | 4.36 | 4.4 |
楢葉町 | ウメ | <3.2 | 4.2 | 4.2 |
飯舘村 | ナガイモ | <5.2 | 4.11 | 4.1 |
福島市 | ユズ | <5.0 | 3.99 | 4 |
茨城県
市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
― | ミズナ | <1.22 | 0.911 | 0.91 |
― | レンコン | <0.996 | 9.1 | 9.1 |
稲敷郡阿見町 | レンコン | <0.63 | 3.7 | 3.7 |
行方市 | サツマイモ | <2.1 | 2.7 | 2.7 |
栃木県
市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
那須町 | ワサビ(葉) | <8.64 | 8.52 | 8.5 |
宇都宮市 | ワサビ(葉) | <4.07 | 5.8 | 5.8 |
矢板市 | ワサビ(葉) | <4.54 | 5.47 | 5.5 |
那須塩原市 | ワサビ(葉) | <2.94 | 5.53 | 5.5 |
那須町 | ブロッコリー | <2.7 | 4.9 | 4.9 |
大田原市 | クレソン | <4.55 | 4.17 | 4.2 |
矢板市 | ハクサイ | <2.0 | 2.1 | 2.1 |
神奈川
市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
横須賀市 | ダイコン | <0.011 | 0.0101 | 0.01 |
千葉県
市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
― | サツマイモ | <0.556 | 1.15 | 1.2 |
2018年上半期海産物の放射能汚染情報ソース
厚生労働省
平成30年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000205529.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後7年経ちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)