カテゴリー別のまとめ|放射能検査地図(2017年7月)


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放射能検査地図の目的について

2017年7月厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。

※2017年7月に厚生労働省が発表したデータによると、カテゴリー別食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は22.6Bq/kgでした。 検出限界値が22.6Bq/kgととても高いにもかかわらず、計350検体から放射能が検出されました。

2017年7月に厚生労働省が発表したデータの中で、最も放射能汚染数値が高かったのは、群馬県桐生市のツキノワグマ肉で、放射性セシウム134が25Bq/kg、放射性セシウ137 が198Bq/kg、合計で220Bq/kg検出されています。
続いて、群馬県長野原町のイノシシ肉からも、放射性セシウム134が14.9Bq/kg、放射性セシウム137が123Bq/kg、合計で140Bq/kg検出されています。
これらは、2017年4月や5月に採取した検体からの検出のようですが、福島第一原発事故からすでに6年以上も経過している現在においても、やはり野生鳥獣肉の放射能汚染は、いまだに目立ちます。

野生鳥獣肉以外にも、放射能汚染数値が高い食品はあります。
海産物で最も放射能汚染数値が高かったのは、栃木県日光市の中禅寺湖のブラウントラウトで、放射性セシウムが合計で110Bq/kg検出されています。

このように、いまだに山からも湖からも、国が定める基準値以上に放射能汚染されている動植物が確認されています。
その動植物の放射能汚染状況を考えると、その動植物が生活をしている山や湖、川、海などの環境自体にも汚染がまだ残っているのではないかと考えざるを得ません。
汚染された土壌の上や水の中で生活をし、汚染された植物や、小動物などを食べることで、山や湖の動物たちがいまだにこれだけの放射能汚染にさらされているのだとすると、その動植物を食する私たちも、やはり、いまだに食品や土壌などからの内部被ばくの危険にさらされている状態なのではないかと思います。

除染という言葉をあまり聞かなくなり、食品の放射能汚染が忘れ去られている今だからこそ、小さいお子様や妊婦さんには、この放射能汚染地図などを参考にしていただき、産地に気を付け、放射能検査済みの安心な食品をお選びいただけたらと思います。

2017年7月カテゴリー別の放射能汚染ワースト30

都道府県 市町村 品目名 Cs-134
(Bq/kg)
Cs-137
(Bq/kg)
Cs合計
(Bq/kg)
1 群馬県 桐生市 ツキノワグマ肉 25 198 220
2 群馬県 長野原町 イノシシ肉 14.9 123 140
3 群馬県 長野原町 イノシシ肉 13.1 127 140
4 群馬県 みなかみ町 ツキノワグマ肉 8.04 107 120
5 群馬県 桐生市 イノシシ肉 14.3 102 120
6 栃木県 日光市 ブラウントラウト 11.6 94.5 110
7 山形県 金山町 ツキノワグマ肉 10 90 100
8 群馬県 渋川市 タケノコ 17.5 81 99
9 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 9.9 85.1 95
10 秋田県 湯沢市 ネマガリタケ 8.2 77 85
11 湯沢市 湯沢市 ネマガリタケ <8.1 79 79
12 福島県 伊達市 アユ 10 63.6 74
13 宮城県 丸森町 イノシシ肉 9.11 64.2 73
14 宮城県 白石市 イノシシ肉 8.34 50.1 58
15 群馬県 前橋市 ニホンジカ肉 <10 52.6 53
16 群馬県 高崎市 イノシシ肉 <10 53 53
17 福島県 柳津町 干しぜんまい 6.55 46.7 53
18 群馬県 渋川市 タケノコ <7.74 47.6 48
19 群馬県 渋川市 タケノコ <8.56 47.2 47
20 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 7.6 39.6 47
21 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 3.64 42.2 46
22 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 6 38.9 45
23 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 3.8 40.3 44
24 福島県 檜枝岐村 乾燥マイタケ 6.77 37.6 44
25 栃木県 那須塩原市 マタタビ 5.15 39.2 44
26 群馬県 長野原町 イノシシ肉 <10 42.8 43
27 栃木県 那珂川町 イノシシ肉 8.9 33.1 42
28 福島県 桑折町 アユ <8.0 40.6 41
29 群馬県 渋川市 タケノコ <8.55 41 41
30 宮城県 名取市 イノシシ肉 <8.73 40.6 41

カテゴリー別の放射能汚染について(2017年7月まとめ)

■カテゴリー別の放射能検査地図(市町村別)カテゴリー別の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する

■カテゴリー別の放射能検査結果■カテゴリー別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する


カテゴリー別の放射能検査地図(2017年)情報ソース

厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html

 

放射能汚染から健康を守るためのポイント

① 放射能汚染された食品を避けること。

産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。

② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能

チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。

(詳しい情報はこちら

③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取

上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。

スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。

(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら