乳製品｜ヨウ素の放射能検査地図(2011年4月)

放射能検査地図の目的について

厚生労働省が発表した2011年度4月のデータの乳製品の放射能検査結果から放射性ヨウ素が検出された乳製品を抜き出し、日本地図に表示をしました。

放射能の影響を30才成人の3～4倍影響を受けやすい子どもと妊婦さんのご家庭にとって、どの地域のどのような食材から放射能が検出されているのかを、分かりやすく把握していただくことを目的として作成しております。

2011年4月の乳製品について

■乳製品の放射能検査地図（市町村別）地図の画像を拡大表示する

■乳製品の放射能検査地図（都道府県別）地図の画像を拡大表示する

■乳製品品目別の放射能検査結果乳製品の放射能検査結果グラフの画像を拡大表示する

■県別検出値
・福島県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
飯舘村	原乳	46Bq/kg	福島市	原乳	17Bq/kg
いわき市	原乳	38Bq/kg	いわき市	原乳	16Bq/kg
福島市	原乳	35Bq/kg	南相馬市	原乳	15Bq/kg
福島市	原乳	35Bq/kg	郡山市	原乳	14Bq/kg
川俣町	原乳	28Bq/kg	本宮市	原乳	13Bq/kg
福島市	原乳	27Bq/kg	本宮市	原乳	11Bq/kg
相馬市	原乳	25Bq/kg	本宮市	原乳	8.5Bq/kg
南相馬市	原乳	20Bq/kg	郡山市	原乳	7.1Bq/kg
本宮市	原乳	18.5Bq/kg	泉崎村	原乳	5.3Bq/kg
いわき市	原乳	18Bq/kg	小野町	原乳	5.2Bq/kg
福島市	原乳	17.2Bq/kg

・茨城県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
河内町	原乳	18Bq/kg	笠間市	原乳	5Bq/kg
稲敷市	原乳	11Bq/kg	常総市	原乳	3Bq/kg
河内町	原乳	10Bq/kg	常陸太田市	原乳	2Bq/kg
稲敷市	原乳	7Bq/kg	笠間市	原乳	2Bq/kg
常陸太田市	原乳	6Bq/kg	常総市	原乳	2Bq/kg
笠間市	原乳	6Bq/kg	常陸太田市	原乳	1Bq/kg
常総市	原乳	5Bq/kg	笠間市	原乳	1Bq/kg
常陸太田市	原乳	5Bq/kg	常総市	原乳	1Bq/kg

・神奈川県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
大磯町	原乳	3.4Bq/kg	大磯町	原乳	1Bq/kg
海老名市	原乳	3.2Bq/kg

・宮城県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
大崎市	原乳	2Bq/kg	大崎市	原乳	1.29Bq/kg

・千葉県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
千葉市	原乳	1.27Bq/kg	木更津市	原乳	0.85Bq/kg

・群馬県

市町村名	品目	検出値	市町村名	品目	検出値
安中市	原乳	0.5Bq/kg	長野原町	原乳	0.36Bq/kg
川場村	原乳	0.43Bq/kg

チェルノブイリ事故の際は、ポーランド政府は安定ヨウ素剤を子ども達に飲ませるだけでなく、国内の牛乳を販売禁止にして、輸入の粉ミルクに切り替えました。他の周辺国よりも小児甲状腺がんが圧倒的に少なかったと言われています。

一方、厚生労働省の食品中の放射性物質の暫定規制値の設定では、事故直後の年3月17日に牛乳に関しては300ベクレル/kgに設定されました。事故直後のヨウ素の食品汚染のデータもあることを考慮しますと、ヨウ素が甲状腺がんの原因であることが分かっていなかったか、消費者よりも生産者やメーカー側に寄り添った意思決定だったのかもしれません。少なくても甲状腺がんの定期健診を福島県以外でも用意して欲しいと思います。