静岡県の放射能汚染について
2016年厚生労働省が発表したデータによると、静岡県の食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は20.9Bq/kgでした。検出限界値が20.9 Bq/kgととても高いにもかかわらず、計33検体から放射能が検出されました。
静岡県のきのこの放射能汚染について
静岡県の食品の中で、特に放射能汚染が強かったはきのこで、静岡県富士市のショウゲンジからは、放射性セシウム134が36.2Bq/kg、放射性セシウム137が309Bq/kg、合計で350Bq/kgという、国が定めている基準値100Bq/kgを大幅に超えた放射能が検出されています。その他にも、静岡県小山町のキノボリイグチ・富士市のヤマイグチ・小山町のハナイグチ・富士市のツバアブラシメジからも国の基準値を超える放射能汚染が検出されています。
きのこ狩りで人気のあるきのこの放射能汚染が目立っています。きのこは放射能が吸着しやすいと言われていますが、福島原発事故から5年以上も経ってからの放射能汚染測定において、福島県から遠く離れた静岡県のきのこからこれだけ多くの放射能汚染が検出されているという現状には驚きます。
また、一般的なきのこでは、静岡県伊豆市のシイタケから放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計が9.4Bq/kg検出されています。静岡県のきのこの検出限界値の平均は8.0Bq/kgなので、このシイタケの放射能汚染も少ないとは言えないのではないかと思います。その他の食品でも乾シイタケの放射能汚染が強く、静岡県伊豆市の乾シイタケからは、最大で放射性セシウム134が5.72Bq/kg、放射性セシウム137が36.6Bq/kg、合計で42Bq/kg検出されています。
山の放射能汚染の除染の難しさ、きのこは放射能を吸着しやすいなど、静岡県のきのこの放射能汚染数値が高い理由はいくつかあるかと思いますが、福島第一原発事故から5年以上も経った2016年の放射能汚染測定において、静岡県でもこのように高い数値の放射能が検出されているということは、2011年3月の福島第一原発事故当時、どれほど大量の放射線が放出され、その放射線がどれほど広範囲に飛散したかということが想像が出来ると思います。
福島第一原発事故から6年が過ぎ、食品の放射能汚染が完全に落ち着いたかのように報じられることが多くなっていますが、この静岡県のきのこの放射能汚染状況を見ると、福島県や東北の食品に限らず、福島第一原発事故当時に大量の放射線が飛散したであろう広範囲の地域の食品に関しては、産地に気を配り、低い検出限界値で放射能検査されている食品をお選びいただくことが、内部被ばくを避けるためにとても重要な選択になると思います。
福島第一原発事故以来全くきのこを食べていなという方もいらっしゃるかと思いますが、どなたにも安心してきのこを食べて頂けるように、ホワイトフードでは、検出限界値0.5Bq/kg以下で不検出のきのこセットをご用意していますので、ぜひ美味しく安全なきのこをご賞味ください。
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福島第一原発事故から6年という長い年月が経っていても、未だ本当の意味での復興には程遠いと感じている被災者の方もたくさんいらっしゃると思います。復興を妨げるような風評被害をなくすためにも、食品の放射能汚染の現状を理解することがとても大切だと思います。
静岡県きのこの放射能汚染ワースト10(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計)
1位 | 静岡県富士市 | ショウゲンジ | 350Bq/kg |
2位 | 静岡県富士宮市 | ショウゲンジ | 290Bq/kg |
3位 | 静岡県小山町 | キノボリイグチ | 220Bq/kg |
4位 | 静岡県富士市 | ヤマイグチ | 130Bq/kg |
5位 | 静岡県小山町 | ハナイグチ | 130Bq/kg |
6位 | 静岡県富士市 | ツバアブラシメジ | 120Bq/kg |
7位 | 静岡県御殿場市 | ヤマイグチ | 76Bq/kg |
8位 | 静岡県富士宮 | アミハナイグチ | 66Bq/kg |
9位 | 静岡県小山町 | ヤマイグチ | 49Bq/kg |
10位 | 静岡県裾野市 | ヤマイグチ | 42Bq/kg |
静岡県の海産物の放射能汚染について(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計)
その他に2016年厚生労働省が発表している静岡県の食品の放射能汚染については、下記のような測定結果となっています。ヨシキリザメやアオザメは通常フカヒレやすり身として使用されることが多く、メジロザメも肉は食用で、ヒレはフカヒレとして使用されることが多いそうです。
金洲(御前崎沖) | ヨシキリザメ | 0.45Bq/kg |
金洲(御前崎沖) | アオザメ | 2.9Bq/kg |
伊豆半島沿岸 | メジロザメ | 1.6Bq/kg |
三宅島(伊豆諸島周辺海域) | アオザメ | 1Bq/kg |
静岡県の放射能汚染について(2016年まとめ)
■静岡県の放射能検査地図(市町村別)
地図の画像を拡大表示する
■静岡県の放射能検査結果
グラフの画像を拡大表示する
静岡県の放射能検査地図(2016年)情報ソース
厚生労働省
平成27年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000084439.html
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
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