放射能検査地図の目的について
2017年5月に厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年5月厚生労働省が発表したデータによると、カテゴリー別の食品の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は22.1Bq/kgでした。検出限界値が22.1Bq/kgととても高いにもかかわらず、計1,222検体から放射能が検出されました。
その中でも特に放射能汚染が大きかったのは、宮城県の丸森町のタケノコで、セシウム134が58.4Bq/kg、セシウム137が392Bq/kg、合計で450Bq/kgも検出されました。その他にも、長野県のコシアブラという山菜からも、セシウム134が50.7Bq/kg、セシウム137が355Bq/kg、合計で410Bq/kg検出されています。
厚生労働省の発表によると、他にも政府が定めている基準値を超える食品がたくさんあり、範囲も東北~関東甲信越地方までの広範囲に広がっています。
また、北海道釧路沖のスケトウダラからは、セシウム134と137の合計で0.4Bq/kg検出されています。スケトウダラは海底に生息しており、放射能に汚染されている可能性が高いと考えられているようです。タラに関しては、福島原発事故後から放射能汚染が検知されている魚ですので、ホワイトフードのゲルマニウム半導体検出器で安心を担保している魚セットからは一貫して除外させて頂いております。
福島第一原発事故から6年以上が経っていても、このように山菜や野生鳥獣肉・きのこなどからは、いまだに多くの放射性物質が検出されています。特に、半減期が約2年と短いセシウム134がいまだにこれだけ検出していることを考えると、福島第一原発事故による周囲への影響はまだまだ収束していないと言えるのではないかと思います。
妊婦さんや小さなお子様は、特に食品の産地に気をつけ、放射能検査済みの食品をお選び頂き、内部被ばくを避けて頂きたいと思います。
2017年5月カテゴリー別の放射能汚染
1 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 58.4 | 392 | 450.0 |
2 | 長野県 | 軽井沢町 | コシアブラ | 50.7 | 355 | 410.0 |
3 | 群馬県 | 中之条町 | ツキノワグマ肉 | 35 | 242 | 280.0 |
4 | 群馬県 | 渋川市 | イノシシ肉 | 35.2 | 235 | 270.0 |
5 | 宮城県 | 栗原市 | コシアブラ | 34.1 | 237 | 270.0 |
6 | 群馬県 | 沼田市 | コシアブラ | 32 | 230 | 270.0 |
7 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 26.3 | 211 | 240.0 |
8 | 長野県 | 軽井沢町 | タラの芽 | 25.4 | 208 | 230.0 |
9 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 30.4 | 190 | 220.0 |
10 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 24.9 | 181 | 210.0 |
11 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 26.1 | 171 | 200.0 |
12 | 長野県 | 長野市 | コシアブラ | 22.4 | 170 | 190.0 |
13 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 24 | 158 | 180.0 |
14 | 福島県 | 鮫川村 | モミジガサ | 28.2 | 151 | 180.0 |
15 | 宮城県 | 栗原市 | コシアブラ | 23.1 | 160 | 180.0 |
16 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 20.4 | 156 | 180.0 |
17 | 栃木県 | 那珂川町 | イノシシ肉 | 22.9 | 143 | 170.0 |
18 | 新潟県 | – | コシアブラ | 17 | 150 | 170.0 |
19 | 群馬県 | 中之条町 | イノシシ肉 | 19.7 | 145 | 160.0 |
20 | 群馬県 | 中之条町 | ニホンジカ肉 | 20.2 | 138 | 160.0 |
21 | 群馬県 | ― | シイタケ | 21 | 140 | 160.0 |
22 | 長野県 | 軽井沢町 | コシアブラ | 23.7 | 139 | 160.0 |
23 | 長野県 | 軽井沢町 | コゴミ | 17.9 | 139 | 160.0 |
24 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 23.2 | 134 | 160.0 |
25 | 新潟県 | 南魚沼市 | コシアブラ | 21 | 131 | 150.0 |
26 | 福島県 | 二本松市 | イワナ | 18.1 | 122 | 140.0 |
27 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 16.5 | 115 | 130.0 |
28 | 長野県 | 中野市 | コシアブラ | 12.3 | 120 | 130.0 |
29 | 岩手県 | – | コシアブラ | 18 | 120 | 130.0 |
30 | 福島県 | 伊達市 | イワナ | 16.4 | 106 | 120.0 |
31 | 宮城県 | 栗原市 | クサソテツ(コゴミ) | 15.4 | 102 | 120.0 |
32 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 15.2 | 102 | 120.0 |
33 | 新潟県 | 津南町 | コシアブラ | 13 | 110 | 120.0 |
34 | 群馬県 | 片品村 | シイタケ | 13 | 110 | 120.0 |
35 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 16 | 93.4 | 110.0 |
36 | 栃木県 | 那珂川町 | イノシシ肉 | 15.3 | 96 | 110.0 |
37 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 14.2 | 94.7 | 110.0 |
38 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 12.7 | 93.4 | 110.0 |
39 | 宮城県 | 亘理町 | イノシシ肉 | 13.9 | 93.2 | 110.0 |
40 | 宮城県 | 丸森町 | タケノコ | 13.3 | 96.5 | 110.0 |
カテゴリー別の放射能汚染について(2017年5月まとめ)
■カテゴリー別の放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する
■カテゴリー別の放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する
カテゴリー別の放射能検査地図(2017年)情報ソース
厚生労働省
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)