放射能検査地図の目的について
2016年厚生労働省が発表したデータをもとに、放射性セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2016年厚生労働省が発表したデータによると、一般的な魚介類の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は11.7Bq/kg でした。 検出限界値が11.7Bq/kg ととても高いにもかかわらず、計616検体から放射能が検出されました。
2011年3月の福島第一原発事故以来海には汚染水が垂れ流されているとされ、魚介類の放射能汚染が懸念され続けていますが、事故から5年以上が経った2016年厚生労働省が発表したデータによっても、魚介類の汚染は顕著に現れています。
その中でも一番放射能汚染が目立ったのは、千葉県柏市のウナギから最大で放射性セシウム134が11.2Bq/kg、放射性セシウム137が80.6Bq/kg、合計で92Bq/kg検出されています。
その他、海の魚では、福島県いわき市のスズキから放射性セシウムの合計が87Bq/kg、茨城県日立市沖のクロダイからは合計で80Bq/kg検出されました。
北海道釧路十勝沖・胆振沖・日高沖のマダラからは、最大でセシウム134と137の合計が1.2Bq/kg検出されています。タラは海底に生息しており、放射能に汚染されている可能性が高いと考えられている魚であり、福島原発事故後から放射能汚染が検知されている魚ですので、ホワイトフードの魚セットからは一貫して除外させて頂いております。
これからの季節は釣りを楽しむ方も多いかと思いますが、未だに東北から関東にかけて海の汚染は続いているようですので、ホワイトフードの放射能汚染地図などをご参考に、汚染の心配のない地域での釣りをお楽しみ頂き、内部被ばくを避けて頂けたらと思います。
2016年一般的な魚介類の放射能汚染ワースト
都道府県 | 市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
|
1 | 千葉県 | 柏市 | ウナギ | 11.2 | 80.6 | 92 |
2 | 千葉県 | 柏市 | ウナギ | 11.8 | 79.5 | 91 |
3 | 福島県 | いわき市 | スズキ | 13 | 74.1 | 87 |
4 | 茨城県 | ― | クロダイ | 11.5 | 68.8 | 80 |
5 | 福島県 | いわき市 | ババガレイ | 13.3 | 58.9 | 72 |
6 | 福島県 | いわき市 | ババガレイ | 15.3 | 53.5 | 69 |
7 | 福島県 | いわき市 | イシガレイ | 16.9 | 47 | 64 |
8 | 福島県 | 富岡町 | シロメバル | <9.0 | 55.2 | 55 |
9 | 福島県 | 富岡町 | キツネメバル | <8.78 | 42.4 | 51 |
10 | 茨城県 | ― | ウナギ | 7.31 | 43.7 | 51 |
11 | 宮城県 | ― | クロダイ | 8.26 | 42.2 | 50 |
13 | 千葉県 | 柏市 | スジエビ | 5.98 | 41.5 | 47 |
14 | 群馬県 | 前橋市 | ワカサギ | 5.73 | 39.5 | 45 |
15 | 福島県 | いわき市 | ババガレイ | 9.08 | 34.8 | 44 |
16 | 茨城県 | ― | スズキ | 5.94 | 37.8 | 44 |
17 | 茨城県 | ― | スズキ | 5.74 | 37.3 | 43 |
18 | 茨城県 | ― | スズキ | 5.84 | 37.3 | 43 |
19 | 茨城県 | ― | スズキ | 6.24 | 36.7 | 43 |
20 | 福島県 | 南相馬市 | クロソイ | <7.3 | 41.8 | 42 |
一般的な魚介類放射能汚染について(2016年)
■一般的な魚介類放射能汚染地図(県別) 地図の画像を拡大表示する
■一般的な魚介類放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する
一般的な魚介類放射能汚染地図(2016年)情報ソース
厚生労働省
平成27年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000084439.html
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)