放射能検査地図の目的について
2017年上半期に厚生労働省が発表したデータをもとに、セシウムが検出された食品を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、シイタケの放射能汚染に関し、検出限界値の平均は10.7Bq/kgでした。 検出限界値が10.7Bq/kgととても高いにもかかわらず、計699検体から放射能が検出されました。
最近、お客様より、シイタケの安全性についてご質問がありましたので、2017年上半期のシイタケについて汚染地図にまとめました。
福島第一原発事故から6年以上が経ち、食品の放射能汚染が風化されつつありますが、事故当時から、放射能汚染が心配されていたシイタケは、やはり、いまだに高い数値の放射能が検出される食品の1つとなっています。
2017年上半期のシイタケで、放射能汚染数値が高かったのは、群馬県の原木シイタケで、放射性セシウム134が21Bq/kg、放射性セシウム137が140Bq/kg、合計で160Bq/㎏検出されています。その他、茨城県の原木シイタケからも、放射性セシウムの合計で120Bq/kg検出されています。
シイタケの放射能汚染は、東北から関東、山梨県、静岡県までのかなり広範囲にわたっており、関東では、東京でも町田市や奥多摩町、八王子市から、最大で放射性セシウムの合計で12Bq/kg検出されています。
ホワイトフードでも、お客様より扱って欲しいと依頼が多いのですが、ホワイトフードの基準で扱えるシイタケは、九州にも北海道にもなく、いまだに取り扱いが出来ていない状況です。
小さいお子様や、妊婦さんには、特に、放射能汚染地図などをご参考にしていただき、安全な食品選びにお役立ていただけたらと思います。
2017年上半期のシイタケワースト
都道府県 | 市町村 | 品目名 | Cs-134 (Bq/kg) |
Cs-137 (Bq/kg) |
Cs合計 (Bq/kg) |
|
1 | 群馬県 | ― | シイタケ | 21 | 140 | 160 |
2 | 茨城県 | ― | シイタケ | 14 | 110 | 120 |
3 | 群馬県 | 片品村 | シイタケ | 13 | 110 | 120 |
4 | 群馬県 | ― | シイタケ | 9.3 | 71 | 80 |
5 | 茨城県 | ― | シイタケ | 11 | 49 | 59 |
6 | 茨城県 | ― | シイタケ | 7.7 | 47 | 55 |
7 | 群馬県 | ― | シイタケ | 5.5 | 49 | 55 |
8 | 岩手県 | 山田町 | シイタケ | <6.0 | 54.9 | 55 |
9 | 栃木県 | さくら市 | 原木シイタケ | 8.93 | 45.3 | 54 |
10 | 宮城県 | 気仙沼市 | 原木シイタケ | 5.93 | 44.6 | 51 |
11 | 群馬県 | ― | シイタケ | 7.5 | 44 | 51 |
12 | 千葉県 | 山武市 | 原木シイタケ | 6.55 | 43.9 | 50 |
13 | 岩手県 | 花巻市 | 原木シイタケ | <9.5 | 49.6 | 50 |
14 | 茨城県 | ― | シイタケ | <9.4 | 50 | 50 |
15 | 岩手県 | 山田町 | シイタケ | <15 | 48.9 | 49 |
16 | 茨城県 | 日立市 | 原木シイタケ | 6.94 | 41.5 | 48 |
17 | 岩手県 | 花巻市 | 原木シイタケ | 8.4 | 38.3 | 47 |
18 | 岩手県 | 花巻市 | 原木シイタケ | <8.7 | 46.5 | 47 |
19 | 岩手県 | 花巻市 | 原木シイタケ | 6.2 | 39.4 | 46 |
20 | 茨城県 | 常陸太田市 | 原木シイタケ | 6.23 | 38.6 | 45 |
2017年シイタケの放射能汚染について
■2017年シイタケの放射能検査地図(県別) 地図の画像を拡大表示する
■2017年シイタケの放射能検査地図(市町村別) 地図の画像を拡大表示する
■2017年シイタケの放射能検査結果 グラフの画像を拡大表示する
2017年シイタケの放射能検査地図(2016年)・2017年上半期情報ソース
厚生労働省
平成28年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000123454.html
平成29年度月別検査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000164036.html
放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)